入所申込書をダウンロードされた方は印刷されご記入の上、施設へ持参されるか郵送をお願いいいたします。
■郵送先■
〒814-0155
福岡県福岡市城南区東油山499-16
特別養護老人ホーム油山福祉の里
担当:上田
特養とは:介護が必要となり、お家で生活することが困難になった高齢者で介護3~5の認定の方が入所し、介護を受けながら生活する「家」です。
油山福祉の里は、福岡市城南区の油山の中腹にある特別養護老人ホームです。
ここでは、70名の方が入所されて一緒に生活をされています。
「当たり前のことをすればいいったい」を理念として、
「自分の親を預けたい・自分が入りたい施設」を目指しております。
毎食、食堂に皆様が集まり仲の良い利用者同士で、お話を楽しみながら食事されています。
食事は楽しみです。
配膳時間の『3部制』を導入し配膳順番や時間を調整して皆様が温かい食事をできるよう気を配りながら
支援しています。
もちろん、ご自分で食べられない方にはスタッフがお手伝いをします。
毎月行事食やご当地ランチなど特別メニューは特に好評です。
入浴介助は『普通浴槽による個浴』です。(お迎えから入浴、その後の更衣、お送りまで、一人の職員が対応いたします、流れ作業ではありません)そのため、ゆっくりと温泉を楽しむことができます。
温泉がでます!!天然温泉です、温泉が出るまで掘りました!!利用者様のお肌もきれいです。温泉気分を味わっていただけるように、暖簾をかけています。
また、お一人浴槽に入った後は、栓を抜いて浴槽を洗い、新しいお湯をためて、皆様が一番風呂に入れるように配慮しています。機械浴は使用せず、全て普通の浴槽を使用しています。そのために、日々スタッフは介助技術を磨いています。
日中は、トイレに全員座り排泄します。当たり前のことですが、これを行っていない施設が多いのが現状です。
排泄は、都市をとっても最後まで人の世話になりたくない行為であり、人としての尊厳にかかわる行為です。
カバータイプのオムツはなるべく使用せず、布パンツへの移行を目指します。
基本的に生活は自由ですが、高齢だからと寝かせきりにはしません。寝かせきりになると、筋力低下、昼夜逆転、褥創形成など心身ともに低下してしまいます。
様子を見ながら、適宜昼寝などの休息の時間をとっています。
水分は、認知症を改善します。認知症の改善とは周辺症状の減少であり、落ち着きなく徘徊するなど不穏の方が、当施設では穏やかに過ごされています。皆様しっかり覚醒されているので、転倒骨折の事故や脱水による入院などが大幅に減少しました。
発熱される方はほぼおらず、昨年のインフルエンザ、ノロウィルスも0でした。
機能回復訓練士(介護士、OT)によるリハビリも毎日実施しております。但し、特養は生活の場ですので、病院のようなリハビリとは異なり、
生活リハビリが中心となります。生活リハビリとは、普通に生活すること(トイレに歩いてい行く、車椅子は使わない、寝たきりにしないなど)、できることは自分で行う=『生活行為に勝る訓練なし!』
午前は、OTによる個別の制作や歌の会など活動を通した訓練。午後は看護師による集団のタオルを使ったリハビリ体操が大変好評です。また、集団での訓練ができない方には、個別のリハビリも行っています。
毎朝、ラジオ体操でしっかり目を覚まします。 午後からは、日替わりでレクエーションを行い、皆さんに楽しんでいただいています。 ボランティアの方が来所され、演芸を披露してくださることもあります。
利用者様の行きたいところに、出来る限りお連れします。
お寿司が好きな方には回転寿司に。普段はお食事が入らない方も、好きなお寿司は何皿でも食べられます!!
日帰り旅行にも行きます。旅行後、「一緒に行きましたね」と思い出話をされ、利用者同士の交流の場になっています。
『自分の親を入れたい施設』を目指し上記のように介護の一つ一つに方針を設定し、様々な工夫をして『利用者中心』を常に心がけています
当施設は、従来型個室といわれるタイプの特養となります。居室は、基本的に個室、トイレ洗面所付き。生活の中心である食堂兼サロンでは、入所者70名が一緒に食事をします。特養は「家」ですので、毎日の生活は基本的に自由で皆様自分のペースで生活されております。
介護職員、看護職員、リハビリ職員は、10代から50代とスタッフの年齢層が幅広く、お互いに意見交換しながら仕事をしています。特に20代のスタッフが多く、明るく元気な特別養護老人ホームです。
日常の介助はもちろん、イベントなどにも積極的に取り組んでいます。利用者の皆様に楽しい、幸せな生活をしていただけるように、スタッフ一人ひとりが考えながら、スタッフ同士で協議をしています。また、盆や正月には『家に帰ろうキャンペーン』と銘打ちご自宅や外食の支援もさせていただいております。
また、全国老施協の介護力向上講習会に参加しました。科学的な介護の実践を取り組んでおります。人としての尊厳を守る為に、オムツ外しを科学的な介護に基づいて進めているところです。
当施設では、利用者様のプライバシーを守り、個々の日常生活を尊重する為に定員数の90%以上が個室となっております。個室内には洗面台、トイレ、ベット、寝具一式、エアコン、床頭台が備え付けてあります。
併設されている特別養護老人ホームの方と併せて最大70名の方が一緒にお食事を取れるよう、広々とした明るい作りとっております。
入浴の際には始まりから終わりまで介護職員がマンツーマンで付かせて頂きますので介助が必要な方でも安心して入浴していただくことができます。また地下1,500mから湧出している天然温泉であり、皆様が一番風呂に入れるように、お一人ごとにお湯の入れ替えをさせて頂いております。
当施設では、毎日午前と午後に体操・カラオケ・習字といったレクレーションを行わせていただいております。
当施設では、作業療法士による集団リハビリや個別リハビリを行っています。なじみのあるタオルを使った体操をしたり、懐かしい歌を歌ったり、折り紙で季節のちぎり絵をしたりして楽しみながら、利用者の身体・認知機能に合わせたリハビリを行っています。
毎月業務終了後介護の勉強会を実施しており、介護技術の向上に努めております。
①介護サービス費 (1単位:10.45) | |
---|---|
従来型個室 | |
要介護1 | 16,957 |
要介護2 | 19,034 |
要介護3 | 21.142 |
要介護4 | 23,219 |
要介護5 | 25,234 |
②居住費 | |
---|---|
従来型個室 | |
第1段階 | 9,920 |
第2段階 | 13,020 |
第3段階 | 25,420 |
第4段階 | 44,950 |
食費 | |
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第1段階 | 9,300 |
第2段階 | 12,090 |
第3段階 | 20,150 |
第4段階 | 49,630 |
1ヶ月のご利用料は、①介護サービス費、②居住費、③食費、④加算の合計となります。
たとえば、要介護3で第4段階の利用者様
①の介護サービス費(21,142単位の1割) + ②の居住費(¥44,950)
+③の食費(¥49,600) + ④の加算(2,907単位の1割) = ¥120,682-
また、所得に応じて②居住費と③食費には、負担の軽減制度がございます
利用者負担限度額 | 居住費等の負担限度額 | 食費の負担限度額 | |
---|---|---|---|
第1段階 | 世帯全員が市民税非課税で、 老年福祉年金の受給者 生活保護の受給者 |
320円 | 300円 |
第2段階 | 世帯全員が市民税非課税で、 本人の合計所得金額+課税年金 収入額が80万円以下の方 |
420円 | 390円 |
第3段階 | 世帯全員が市民税非課税で、 本人の合計所得金額+課税年金 収入額が80万円超の方 |
820円 | 650円 |
第4段階 | 第1段階~第3段階以外の方 市民税課税世帯 |
1,450円 | 1,600円 |
上記の要介護3の方の場合
第4段階で 1ヶ月の利用料金は 約¥12万円
第3段階で 1ヶ月の利用料金は 約¥7万円
第2段階で 1ヶ月の利用料金は 約¥5万円
第1段階で 1ヶ月の利用料金は 約¥4万5千円 となります
この軽減を受けるためには、お住まいの区役所の介護保険課に申請し認定を受け、介護保険負担限度額認定証を当施設へ提出して頂く必要がございます
特別養護老人ホームに入所を希望するには、入所申込みを行う必要があります。
まずは、お電話を希望する施設におかけください。施設の見学を予約して、施設の雰囲気や方針など確認すると良いでしょう。
その際に、入所希望の方の簡単な聞き取り調査をさせて頂きますので、介護保険証、印鑑、介護保険の居宅サービスを利用されている方は,直近の「サービス利用票(兼居宅サービス計画)」及び「サービス利用票別表」をお持ちください。見学のご都合がつかない場合でも、入所申込用紙は郵送出来ますので、お気軽にお申し付けください。
入所の順番は基本的に申し込み順ではありません。介護度の高い方(要介護度3~5)や世帯の状況(身内がいない方、家族で介護出来る方がいない方など)、介護の手間(介護大変で生活が成り立たない)、を点数化して緊急性の高い方が優先的に入所出来ます。
その為、在宅での生活が、介護サービス等を受けながらでも可能な方(要介護1~2)は、入所できません。
ただし、特養へ入所する為には、入所の申し込みを行う必要がありますので、介護が必要になった時点で入所申込みを行なっておくのも一つの手かもしれません。
①介護疲れ、急な介護者の入院等により、家族で介護することができないなど緊急の際は、ショートステイ(短期のお泊まりサービス)のご利用をお勧めしています。1か月を超えない範囲での連続利用も可能です(1か月を超える場合は、30日毎に福岡市のあんしんショートステイを間に挟めば連続利用可能です)
②特養に入所するためには、入所待機者名簿にお名前が登録されている必要があります。
入所申し込み後この名簿に名前が登録されるのは、毎月開催される、入所判定会議後となります。
もし7月に入所申し込みをされた方が名簿に登録されるのは、7月の会議後8月1日からとなります。
65歳以上の方で、身体上・精神上の障害があり、常時介護が必要であり、在宅で介護を受けることが困難な方で、要介護3~5の認定を受け、病気により積極的な治療の必要のない方(持病等は除く)が入所出来ます(65歳未満の方でも特定疾病の方は、入所出来ます)特養は、病院やリハビリ施設ではなく、入所者の『家』です。生活の中の出来ない所をスタッフが、介護させて頂きます。そのほかにも機能訓練、レクリエーションなどのサービスがあります。また、『終の棲家』といわれる事もあり、看取りまで行なっております。
特養にも、3つ種類があります。
①多床室
昔からあるタイプの特養です。居室は、多床室と呼ばれる4~2人部屋です。そのため、居住費が安くなっております。
長所:居住費が安い。お一人では不安、寂しいという方には、安心感が持て穏やかに暮らすことができる。大勢の入所者様が、一緒に生活することで、友人を作りやすい。
短所:プライバシーの確保が困難。お1人になりたい方には不向き。大勢の入所者様を一カ所で見守るため、目が届きにくい。
②従来型個室
多床室の特養の次に出来た施設です。当施設は、このタイプになります。居室は、個室となっております。
長所:個室になっている事で、自分の居場所ができる、プライバシーの確保ができる。ユニット式よりも、居住費が安い。大勢の入所者様が、一緒に生活することで、友人を作りやすい。
短所:大勢の入所者様を一カ所で見守るため、目が届きにくい
③ユニット式個室
一番新しい施設形態です。ユニットと呼ばれる10人程度の少人数での生活。家庭的な雰囲気の中で生活する。
長所:個室になっている事で、自分の居場所ができる、プライバシーの確保ができる。家庭的な雰囲気の中で、なじみの方々と生活できる。小人数のため、その方にあった個別のケアが行ないやすい。
短所:居住費が高い。少人数のため、馴染めないこともある。
誰しもが、自宅で過ごしたいと願っています。しかしながら、無理な在宅介護によって、介護者まで倒れてしまう、共倒れとなっては意味がありません。ご家族との実際の距離は離れてしまっても、心の距離が近ければよいのではないでしょうか?そのために、こまめな面会をお願いしております。
また、入所したら、もう出られないということはありません。ご希望があれば、退所することも可能です。退所とまでは行かなくても、一ヶ月に一回は、自宅に外泊するなど、無理のない範囲で継続しても良いかもしれません。
お盆や正月には、ご自宅に外泊や一時外出する、ご家族と一緒に外食に行くなど、ご家族や親戚と過ごせるように、特養のスタッフが送迎を行う「家に帰ろうキャンペーン」を無料で行っております。