ふくおかライフレスキュー事業

"ふくおかライフレスキュー事業"とは、「生活困窮」「社会的孤立や孤独」「心身の障害や不安」「社会的排除や摩擦」といった様々な生活問題・地域課題を、私たち社会福祉法人の専門性や強みを活かして柔軟に解決する相談・支援事業です。

FEATURE

サービスの特徴

支援内容

ふくおかライフレスキュー事業は、福岡を拠点に活動する社会福祉法人が一丸となって展開する、ワンストップの総合相談事業です。

  • 県内の社会福祉法人による地域の公益的取組

    高齢、障害、児童、社協によるオール社会福祉法人に参加を呼びかけ 全ての社会福祉法人による活動を目指します。

  • 対象を限定しない即応性・柔軟性のある相談支援活動

    制度や行政の対応が困難な狭間の複合的、急迫的事案に即応します。

    対象を限定せず、支援を行います。

  • 専門性のあるサポーターによる支援

    事業を実施する法人の施設・社協に、相談員としてサポーターを配置し個々の専門性や、施設・社協の持つ機能等を活かして支援を行います。

    各種研修や、連絡会等での事例検討会により、常にスキルアップを図ります。

  • 積極的なアウトリーチ活動

    福祉施設や社協のサポーターが、 訪問して、見て、聴いて、迅速に状況把握を行なったうえで対応します。

    サポーターがそれぞれの得意分野を活かし、包括的な支援を目指します。

  • 地域の社会福祉法人の連携による包括的な支援

    各地域で連絡会を設け、種別・社協を問わず顔の見える関係性を築き、高齢、障害、児童、社協のそれぞれの得意分野を活かして連携します。

    サポーターがそれぞれの得意分野を活かし、包括的な支援を目指します。

  • 伴走型の継続的支援

    課題解決(生活改善)が確認されるまで、サポーターが関係機関・団体と連携して、継続支援を実施します。

  • 広域にまたがる課題にも対応する重層的な支援体制

    市区町村域:地域に密着した施設、社協のサポーターが主として対応

    広域:「サポーター」と「主任サポーター」の連携による対応

支援の流れ

地域で暮らす様々な方からの相談に、各施設に配置されたサポーターが実際に現場へ行き、自分の目と耳で確認しながら対応し、 各種制度やサービスに繋ぐ等、生活が安定するまでの支援を行います。また、緊急の場合は、食材支援やライフラインの復旧等、経済的援助(現物給付)も行います。

< 支援を集結するときの目安 >

  • 適切な支援機関等への橋渡しが完了したとき

  • 就労や生活保護の受給等で安定した生活が送れる見通しが立ったとき

  • 自立への志向や意欲が見受けられるようになったとき

支援事例

< 事例 1 >
外国籍の方の遺族年金支給までのつなぎ支援

対象者

50代女性(外国籍、無職)

経緯

1年程前まで、通訳の仕事をしていたが、夫の看護のため退職し、夫の年金で生活していた。 夫が他界後、受給予定だった年金を受け取ることができず、生活ができなくなった。(初回相談時の所持金は50円)※遺族年金の申請をしているが審査に時間がかかるとのこと。

支援内容
  • 緊急小口資金の申請

  • 現物給付:ガス代、電気代、書類発行料、食品(¥22,245)

  • ※携帯代金の支払い(¥28,454)はしなかった。
支援結果

遺族年金の受給まで、生活保護を受けている。

< 事例 2 >
自宅に消火器をまかれた生保受給者へ、地域の社福が連携して支援

対象者

30代男性(生活保護受給者)

経緯

痛風がひどく、現在は働ける状態ではないため、生活保護を受給している。初回相談日の前日に何者かが玄関の鍵を壊して侵入し、家の中に消火器をまかれた。消火器の粉の清掃や家の鍵の交換が必要であるが、生活保護費からの支出が難しい。

支援内容
  • 糸島市社協の小口資金の貸付(鍵の交換費用)

  • 消火器の粉は、ライフレスキュー事業の会員の法人へ協力を呼びかけ、清掃を実施。

支援結果

遺族年金の受給まで、生活保護を受けている。

< 事例 3 >
食糧支援から、保育園と連携した子育て支援へ

対象者

30代男性(失業中)、妻と子供2人(2歳、7か月)

経緯

九州内の別の県から福岡へ引っ越してきた。 夫は自動車会社の期間工(遅出、早出の2交代)として働き、妻はパートで働いていた が、7か月の子供が肺炎となり1週間仕事を休むことになった。完治後、職場に行くと仕 事が無く自己都合退職に追い込まれた。

支援内容
  • 1週間分の子供の離乳食、粉ミルク、オムツの現物支給

  • 緊急小口資金の申請

支援結果

食糧支援後、すぐにスーパーでの就職が決まったが給料日まで時間がある為合計で2回の 食糧支援を行なった。子供があまりご飯を食べ ないとの相談もあり買い物の際にアドバイ スを行なったり、保育園の先生との面談や子ども館などへの相談も促した。継続的に電話 等での状況確認を行い、仕事も続いており緊急小口資金の返済も始まることから、社協が 継続的な見守りを行うこととし支援を終了した。

< 事例 4 >
DV被害者への生活支援

対象者

30代女性(DV被害、無職)、子供2人

経緯

夫からのDVを受けており、離婚して逃げたいと数年前から検討していたが決心がつかず 先送りになっていた。今回やっとその決心がつき子供2人を連れて避難することとなった。 ただ、家から家電等を持ち出すわけにもいかず、引っ越した先のアパートには家財等 が一切ない状態。生活保護が降りるまでの間必要に応じて支援をしてほしいとの依頼があった。

支援内容
  • 粕屋地区連絡会が備蓄していた家電製品(冷蔵庫、洗濯機、ポット、テーブル等)を貸し出す。 後日、本人から、生活保護費から家具什器費が支給されたとの連絡があり、購入した家電製品の搬入と設置を手伝い、 貸し出していた家電を回収する。

  • 以降はケースワーカー、行政が継続的な見守りを行う。

  • ※食料については暮らしの困りごと相談室が提供
APPLICATION

相談窓口

ご相談・お問合せはお電話にて承っております。

TEL 092-861-8788 受付時間 8:00~18:00
CONTACT

お問い合わせ

各サービス利用に関するご質問・ご相談は随時承っております。お気軽にお問い合わせください。

RECRUIT

採用情報

油山福祉の里では、介護業界を一緒に盛り上げてくれる仲間を積極採用中です!

ACCESS

交通アクセス

〒814-0155
福岡県福岡市城南区東油山499番16

Google Maps で地図を表示